人生劇場~吉良旅行~

僕は小学生の頃から忠臣蔵が大好きである。
これまで忠臣蔵の史跡はほとんど訪ねている。
高輪の泉岳寺、本所の吉良屋敷、
播州赤穂はもちろん、上杉家の米沢にも行った。

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唯一訪ねていないのが、吉良上野介の故郷・三州吉良だった。


せっかくの三連休なのにどこにも行かないのは勿体ない。
そこで、ふらりと日帰りで吉良へ行ってきた。

吉良へは東京から新幹線で豊橋まで行く。
そこから東海道線に乗り換え蒲郡へ出て、
名鉄線で吉良吉田駅で降りる。
約3時間の旅。

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吉良と言えば、上野介の他に、侠客・吉良の仁吉。
そして「人生劇場」を書いた尾崎士郎が思い浮かぶ。
この3人は「吉良三人衆」とも称され、
今なお吉良では高い人気である。
(写真上は上横須賀駅前の吉良三人衆のモニュメント)


主な名所は吉良吉田駅の隣の上横須賀駅付近にあるようなので、
途中の寺などを覗きながら散歩することにした。

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しばらく歩くと、豪農・豪商として吉良で500年以上の歴史を持つ旧糟谷邸があった。
ここには尾崎士郎記念館が併設されていて、
東京都大田区から移設された書斎(写真上)も展示されている。

士郎さん(現地での通称)と言えば、
言わずと知れた「人生劇場」の作者。
主人公・青成瓢吉は早稲田大学に学んでいる。
「人生劇場」を読んで早稲田に憧れたという人に会ったこともあるし、
歌謡曲「人生劇場」は早稲田の第二校歌とも言われ、愛唱されている。
だから何となく感慨深い。

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吉良には金蓮寺の弥陀堂という国宝もあるが、
やはり三人衆関連の史跡が多い。
尾崎士郎生誕の地や墓所(写真上)。
また、吉良の仁吉の墓所(写真下)もあった。

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町の北側には上野介と吉良氏にちなんだものが多かった。

吉良氏の菩提寺・華蔵寺(写真下)には上野介ら吉良氏の墓所もある。
上野介が洪水から領地を守るために築いた黄金堤(写真一番上)も残っている。
ここそこに馬に乗った上野介の像が建っており、
吉良では名君としてかなり慕われているようだ。
忠臣蔵の悪役のイメージは改めたほうが良いのかもしれない。

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意外なところでは南極を探検した白瀬矗の墓(写真下)もあった。
瀬門神社の境内にあるのだが、
白瀬中尉と吉良につながりがあるなんて、
今まで全然知らなかった。

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忠臣蔵の一方の舞台・赤穂の華やかさに比べると、駅も小さく、
地味な印象の吉良。
連休の中日にも関わらず、
僕以外の観光客を見ることもなかった。
しかし、吉良は間違いなく面白い場所である。

今回は日帰りだったが、吉良には温泉もあるらしい。
もう一度来てみたいと思う。

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この記事へのコメント

りょう
2009年11月24日 00:29
思えば人生劇場について詳しく調べたこともなければ、まだ本も読んでない。しいていえば、稲穂祭で応援部から聞いたぐらい。遅ればせながら、古本屋へ向かいました。
OCTOPUS
2009年11月24日 10:28
私も図書館で借りてきて今読んでいるので、人のことは言えません(-。-;)
どちらかというと五木寛之の「青春の門」のほうが印象深いかな…