民族の祭典~オリンピック~

東京にオリンピックを誘致する以前に、そもそもオリンピックは必要なのか? という疑問がわく。
僕はだいぶ前から、オリンピックは要らないのではないかという意見を持っている。

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オリンピックがあまりに巨大化して、
その開催にあたって多額のカネが動くというのは、果たして“スポーツの祭典”としてふさわしいのか。
ソルトレイク・オリンピックの選考に際して、IOC委員に多額の賄賂が贈られ、不正があったといわれる。
また、国と国とのエゴをぶつける極めて政治的な宣伝の場になっているのも問題だ。


古くは1936年ベルリン大会で、ナチス・ドイツがオリンピックを国威掲揚の手段として使っている。
72年ミュンヘン大会では、パレスチナ・ゲリラ「黒い9月」がイスラエル選手団を誘拐。
11人もの選手が犠牲となった。

80年モスクワ大会では、ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して西側諸国が大会をボイコット。
続く84年ロサンゼルス大会は、逆に東側諸国がボイコット。
名目はアメリカのグラナダ侵攻への抗議だったが、明らかに前回大会の報復であったろう。
88年ソウル大会も、北朝鮮が妨害を宣言したため、最後まで緊張を強いられた。
もっとも、逆にいえばそれだけオリンピックが国際的に注目されているということで、
なるほど、かつてはそれなりに存在意義はあったのだろう。

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では、今日ではどうか?
交通手段も発達し、国と国の垣根が低くなった今日、
果たして4年に一度世界中の国が一堂に集まる機会は必要なのだろうか?
各種競技の世界選手権だって、
普通にテレビで放送されている。
何もオリンピックを見なくたって、それに代わるものは多くあるのだ。


それに、競技によっては必ずしもオリンピックが最高権威ではなくなっている。
その代表が、サッカー。
オリンピックの場合サッカーの参加資格は23歳以下である。
したがってその国の最高の選手が集まるわけではなく、
むしろFIFAワールドカップのほうが、よっぽど権威がある。


また、今は競技から外れているが野球だって、
大リーグの主力選手が参加せず、
アメリカも日本も最高のチームとは言いがたかった。
こちらもワールドベースボールクラシック(WBC)の後塵を排している。

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それならば僕はオリンピックはいっそのことアマチュア選手だけに限定していいのではないかと思う。
いわゆるマイナースポーツにとっては、今でもオリンピックの存在意義はあるだろう。

もう一度オリンピックはその存在意義を確認してもらいたい。

(写真はスイス・ローザンヌのIOC本部
2009年2月に訪問した時の写真。)

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