虹と雪のバラード~オリンピック~
オリンピックからレスリングが除外されるかもしれない。
このニュースはかなりのショックをもって受け入れられた。
吉田沙保里が前人未到のオリンピック3連覇を含む世界大会13連覇を成し遂げ、
東京オリンピック招致にも積極的に関わっていたからである。
しかも、同じく除外候補とされていたテコンドーや近代五種が、
事前のロビー活動によって除外を免れたというのだが、
果たしてオリンピック種目という重大な事項を、事前宣伝活動で左右して良いものなのか、甚だ疑問が残る。
レスリングは第1回アテネ大会から採用されてきた競技で、
オリンピックからの除外というのがどうもピンとこない。
それでは、どの競技を除外すればいいのか?
同じく除外候補とされていたテコンドーや、近代五種も確かに有力候補かもしれない。
テコンドーはなんだかんだで韓国のローカル色が強いし、
近代五種に至っては競技人口があまりに少ない。
競技人口で言うなら、乗馬や射撃を外すのもやむを得ないのではないか。
だが僕は、あえてサッカーを外すことを提唱する。
サッカーが、その参加資格を23歳以下に限定し、オリンピックが最高の権威となっていない。
同じく4年に1度のFIFAワールドカップが、オリンピック以上の盛り上がりを見せている現状を考えれば、
サッカーがオリンピック競技を外れるデメリットは小さいのではないか。
あるいは、競技の除外などせず、
ありとあらゆる競技を加えたっていいかもしれない。
今回、レスリングの代わりの競技候補として、
空手、ローラースケート、スカッシュ、太極拳などが上がっている。
他にもIOCに加盟している競技には相撲やクリケット、ボウリング、ビリヤード、ダーツなどがあるし、
知的スポーツであるチェスや囲碁、コントラクトブリッジだって加盟している。
思い切ってこういった競技にも門戸を開いてみてはどうだろうか?
競技かるたは?
う~ん、日本以外に広がらない現状では有り得ないな…。
この記事へのコメント
サッカーの代わりに行うオリンピック競技種目は、剣道・合気道・弓道ぐらいかなと思います。
中学1年の時バドミントン部だったけど、当時はバドミントンは五輪種目ではなく、
なかなか激しいスポーツだってこと理解してもらえなかった。
友人に「バトミントンが大変なわけないだろ」って言われて凹んだ。