想い出迷い子~ネパール制憲議会選挙~

5年ぶりのネパールの制憲議会選挙の投票日。
どうやら無事投票も終わったようだ。
ネパール制憲議会選挙は、小選挙区240議席、比例代表区335議席。
それに内閣指名議員26の計601議席からなる。
比例区には選挙反対の33政党を除く計122政党が立候補している。


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20日までの予定で行われている10日間のバンダ(ストライキ)も、
後半はほとんど機能していないらしく、
車も普通に走っていたという話である。
選挙で劣勢を伝えられる議会第1党・ネパール共産党統一毛沢東主義派(マオイスト/UCPN-M)が、
混乱を口実に選挙の延期を計るのではないかとの情報もあったが、
杞憂に終わったようだ。


この国のことだから、日本のように即日結果がわかるはずもなく、
大勢が判明するまで相当の期間がかかるだろう。
前回も議席が確定するまで1ヶ月弱かかった。


5年前は大勝した毛沢東主義派の苦戦が予想されているのは、
国民の高い期待を受けたものの、結局何も変わらなかったからだと言える。
いや、この5年間にこの国はむしろ悪くなったかもしれない。
もちろん、必ずしも彼らの失政だけが原因というわけではなく、
この国が根本的に変わっていないことが要因なのだろうが…。


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毛派幹部の苦戦が伝えられ、中にはプラチャンダ元首相の落選の可能性を予想する者もいる。


その一方で、5年前の制憲議会成立の際に廃止された王制を復活させようとの動きもあるらしい。
5年の間、毛派を始め、統一共産党(UML)、ネパール会議派(NC)といった各政党間の勢力争いに明け暮れ、
たらい回しにされた政権がどれも満足な結果を残さなかったのだから、ある意味当たり前の意見だろう。
前の議会ではいわゆる王党派は国民民主党ネパールの4議席のみだが、
果たして今回その数がどう変わるかにも注目したい。
もし仮に王政復古となったとしても、ギャネンドラ前国王の再登板ではなく、
その子か孫を立てて立憲君主制にするとの意見も聞かれる。


無事選挙が済んでも、結果によってはますます混乱に拍車がかかるだけかもしれない。
しかし、かつてのような内乱に再び陥るようなことはまさかあるまい。
前回選挙のあった2008年4月はちょうどネパールにいて(参照)は、ネパールの王制が廃止されるという歴史的瞬間にたまたま居合わせて幸いだったが、
今回は遠く日本からこの国の行く末を見守ろうと思う。

(写真は2008年4月の前回選挙の際のもの。)

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