赤い鳥逃げた~ネパール制憲議会選挙~

ネパール制憲議会選挙も無事終了し、現在開票作業の真っ只中。
少しずつ情勢が明らかになってきている。


選挙阻止のバンダがあったにも関わらず、投票率は60%を越えている。
カトマンズに至っては80%を超えたとの情報も。
そんな中、前回第1党のネパール共産党統一毛沢東主義派(マオイスト/UPN-M)の大敗が確実な情勢らしい。
11月22日午後20時現在、マオイストは240議席中、当選は10人。リードしているのも14人に過ぎない。
一方前回第2党のネパール会議派(NC)は当選53人、57人がリード。
同3位の統一共産党(UML)が当選58人、37人リード。
どうやら今回はNCとUMLの第1党争いとなりそう。


マオイストはプスパ・カマール・ダハール(プラチャンダ)議長がカトマンズ10区で落選。
故郷のシラハ4区でもUMLの候補を相手に接戦に持ち込まれるなど、
幹部の落選・苦戦が相次いでいる。
バブラム・バッタライ前首相もゴルカ1区では当選したが、ルパンデヒ4区では落選している。
マオイストは前回4議席を取ったカトマンズの10選挙区全てで議席を失った。
なお当選したのはNC7人、UML3人。

また、前回マオイストが4議席独占したラリトプールでも、NCが2人当選、2人リードという状態。
バクタプールは前回同様、ネパール労働者農民党(NEMAKIPA)がリードしている。
どうやら、カトマンズ盆地からマオイスト議員は一掃されることになりそうな情勢である。


前回は惨敗したUMLのマダブ・クマール・ネパール元首相がカトマンズ2区で大差で当選。
故郷のロータハット1区でも当選を決めた。
NCのスシル・コイララ総裁もチトワン4区とバンケ3区で当選を決めている。


それにしても、5年前に小選挙区で圧勝したマオイストが、一転惨敗の危機に陥る。
まるで日本の民主党を見ているようだ。
結局、どの国も民意というものは移ろいやすいらしい。
今朝方マオイストのスポークスマンが選挙に不正があったとして開票作業の中止を要求。
選挙委員会がそれを拒否すると、選挙立会人を引き上げるなど、険悪な雰囲気になっている。
マオイストの往生際の悪さは相変わらずだが、
今後、再び闘争路線に進みやしないか、それが今は心配である。

(選挙速報については「Constituent Assembly Election 2070」を参照した。)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント