カトマンズに散る花~映画~

今回の帰省中、何度か映画を観る機会があった。
ちょうど映画関係のイベントがいくつかあったからだ。

5月2日(月)、渋谷のカフェ「Li-Po」にて、
「復元された無声映画」と銘打って、
「温泉秘話 三朝小唄」(1929年マキノ)の上映会があった。


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「三朝小唄」は、大正から昭和の頃に流行した“小唄映画”の1篇。
小唄映画とは、小唄すなわち当時の流行曲を原作とした映画で、
一種のプロモーションビデオとも言える。
「船頭小唄」や「東京行進曲」などといった作品がある。


「三朝小唄」もそういった映画の一種で、
鳥取県の三朝(みささ)温泉でロケを行なっている。

東京から来た画家と、地元の娘の悲恋を描いた作品であった。
面白いのは、映画本編が終わってから、
映画スタッフが撮影した三朝温泉の紹介映像が挿入されている点である。


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今回は、サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんがピアノ伴奏をつけた上映会で、
久しぶりに生でサイレント映画を楽しむことが出来た。


また、同じ渋谷の映画館ユーロスペースでは「カトマンズに散る花」(2013年ネパール)の上映会が行なわれていた。


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この「カトマンズに散る花」の監督は、日本人の伊藤敏朗監督。
僕も面識があり、今回招待されたのである。

原作はネパール文学パリジャート原作の「शिरिषको फूल」(Shirish ko Phool/シリスの花)。
シリスとはネパールで春先に咲く紫の花である。


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主演・製作総指揮はガネシュ・マン・ラマ。

ゴルカ兵として第二次大戦に従軍し、除隊後酒浸りの生活を送る中年男スヨグ(演:ガネシュ・マン・ラマ)が、
旧友とその3人の妹との交流を通して、
次第に次女のバリ(演じ:サルミラ・グルン)に魅かれていく…。


震災前のネパールで撮影された映画で、
約50年前のカトマンズの様子が描写される。
もっとも僕が知っているカトマンズとそう違わないので、見ていて懐かしさを感じた。

監督が日本人ということもあり、
ネパール映画につきもののご都合主義的なストーリーや奇妙な演出は無く、
心にずっしりくる味わいのある作品であった。
もっとも、ネパール映画おなじみの歌やダンスが無いのが物足りない気もしたが…。


年度末の出島以来、東京で映画を観る機会が増えてきた。
1年以上、三宅島にいて、
映画に飢えてきているのかもしれない。


これで僕のゴールデンウィークは終わり。
7日間の出島であったが、
やはり充実した日々を過ごすことが出来た。

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