ドラゴンへの道~香港~
香港国際空港では名残の青島ビールを飲み、
深夜1時近くに飛行機は飛び立った。
朝5時、羽田空港に到着。
行きは約5時間かかった飛行機が、帰りはわずか3時間だった。
おかげでほぼ徹夜状態。
とにかく眠かった。
今回の香港訪問は3歳の時以来。
約40年ぶりの訪問となる。
もちろん当時のことはまったく覚えていない。
なので僕が持っていた香港のイメージというのは、中学生時代によく観ていたカンフー映画のものであった。
屋台の立ち並ぶ市場の中を、ジャッキー・チェンが自転車で走り回る…。
そんな雑多で猥雑な香港の姿を想像していた。
確かにそういった面は今でも一部では見られる。
だが、悪の組織のアジトのあるはずの九龍城のスラム街は跡形もなくなっており、
香港は想像以上に綺麗だった。
残念ながら、中国返還を機に、香港はかなり再開発されてしまったようなのである。
むしろ百万弗の夜景に代表される高層ビル群のほうが印象が残った。
それにしても、香港も日本文化の強い影響下にあることを痛感させられた。
日本のサブカルチャーに溢れていた信和センターは言うまでもないが、
それ以外にもあちらこちらで日本語のポスターを見かけた。
この女性は?
「日本人気美女 橋本環奈」とある。
こちらは、マリー・アントアネット?
コンビニでも日本の雑誌が普通に売られていた。
前にも言ったが、混迷する日中関係は“オタク”が救うに違いない。
例え政府の関係がどうあろうと、日本人と中国人は必ず仲良くなれる。
そう感じた香港旅行だった。
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