野球少年の詩~野球審判~

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実は僕はアマチュア野球の3級審判員の資格を持っている。
もっとも、資格を取ってから試合の審判をしたことはないので、有効に使えているとはいえないのだか。
何回か機会はあったのだが、なぜか僕が審判をやろうとすると、その試合は中止になってしまう…。


正直なところ、僕にちゃんと野球の審判が出来るのか怪しい。
確かに野球が大好きで、大学野球や高校野球の試合を中心に年間何十試合も観ている。
しかしながら、野球の試合中に起きる様々な出来事をすべて的確にジャッジできるかと言われると困ってしまう。
はっきり言って無理だ。


プロの審判でもしばしば誤審をしてしまう。
例えば、2006年の第1回ワールドベースボールクラシック(WBC)のボブ・デービッドソン審判。
彼が何度もアメリカ有利なジャッジを行ったことが問題となった。

2次予選の日本-アメリカ戦。
同点で迎えた8回、日本の攻撃。
一死満塁の場面で、バッターの岩村明憲(ヤクルト)はレフトフライを打ち上げた。
3塁走者の西岡剛(ロッテ)のタッチアップで、日本が勝ち越したかに思われた。

アメリカのアピールに対して、いったん2塁塁審はセーフを宣告しているが、
監督の抗議を受けて主審のデービッドソン審判は判定を覆し、アウトとなってしまった。

ビデオで見ても、岩村の帰塁が早かったようには思われず、これは明らかに誤審であった。
もちろん誤審自体はよくあることで仕方ないと思うのだが、
問題は一度塁審がセーフを宣告しているにも関わらず、主審がそれを覆しているという点である。

結局勝ち越しのチャンスを逸した日本はサヨナラ負けを喫してしまった。


デービッドソン審判は、アメリカ-メキシコ戦でもメキシコのポール直撃のホームランをフェアと判定している。


最近の大学野球でも誤審はいろいろある。
例えば5月にあった龍谷大と京産大の試合では、スタンドから跳ね返ってきたホームランボールがフェアと判定され、
ツーベースになっている。


さらに東都大学野球の亜細亜大-東洋大戦では、こんなシーンがあった。
0-0で迎えた6回裏、東洋大の攻撃。
無死1、2塁から東洋大が浅いセンターフライを打ちあげた。
亜大の中堅手は、この打球をわざと落としてから、2塁に送球。
2塁走者にタッチしたあと2塁を踏んで併殺が完成した。

しかし審判はセンターが「完全捕球」したとして、1アウトしか認められなかった。

これは、亜大の中堅手が「故意落球」したと見なされたのである。

故意落球とは、無死または1死で1塁に走者がいる時に内野にボールが飛んだ際、
内野手がわざとボールを落としたとしても「通常の守備を行えば捕球できる」として打者をアウトにするというもの。

こういった場面では、ランナーは塁に留まっている。
ところが野手が落球してしまうと、ランナーに走塁義務が発生してしまい、
2塁→1塁と送球することでダブルプレーが取ることができてしまう。
そのため、わざとそういうことをしないように「故意落球」が適用されるのである。

ところが、故意落球が適用されるのは本来内野手の場合だけであって、
亜大の場合は中堅手の行為なので、ルール上は故意落球には当たらないはずである。

ただビデオを見ると、中堅手は完全にグローブでボールを取ってから落としているように見えるため、
アウトが成立してからボールを落としたと判断されたのかもしれない。


さらに内野の場合でも無死1、2塁もしくは満塁の場合は「インフィールドフライ」が取られる。
この場合は、内野手の捕球の有無に関わらず、バッターがアウトになる。
ただし、故意落球と異なり、この場合はボールデッドとならないため、ボールが大きくそれた場合はランナーは進塁しても構わない。
また、内野手はわざとボールを落として、ランナーに走塁義務があると勘違いさせて走らせ、併殺を狙うという頭脳プレーを行うことも考えられる。

ただし、打球を内野手が「通常の守備」では取れないと判断された場合はインフィールドフライにならないのだが、
それを判断するのは審判なのである。


つまり、審判は試合の状況をしっかりと把握した上で、個々のプレーを判断していく必要がある。
正直、並大抵のことではない。
今の僕にはとても出来ないように感じるが、
審判の資格を持っている以上は、いつかはきちんとした試合の審判をやってみたい。
そのためには、これからも野球の勉強は必要である。


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