文豪ストレイドッグス~千駄木・早稲田~

高校生たちを引き連れて文学散歩をしてきた。
まずは根津で下車。


D坂こと団子坂を登る。
江戸川乱歩の「D坂の殺人」の舞台となった坂だ。


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しばらく登ると、左手に文京区立森鷗外記念館がある。
敷の跡地に建てられた記念館である。


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当時は品川沖が見えたことから「観潮楼」と名付けられた屋敷だが、火災で焼けて現存せず、建物は近代的である。
鷗外の原稿や書簡といった貴重な資料が展示されている。


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庭に出ると、詩碑「沙羅の木」。
鷗外の33回忌だった1954年に長男・森於菟から寄贈されたものらしい。


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銀杏の木も当時から残っている。


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その傍らの石は「三人冗語の石」。
鷗外は幸田露伴、斎藤緑雨と共に文芸批評「三人冗語」を連載したが、その際に3人でこの石の前で撮影した写真が残っている。


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裏門から出ると、「観潮楼址」碑。
1950年に東京都指定旧跡の認定を受けた際に作られたもので、文字は佐佐木信綱によるもの。


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また、敷石と門柱の礎石はもともとの観潮楼の時からのものである。


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ここからはかつては上野の山が見渡せたというが、今は東京スカイツリーがちょうど見える。


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続いて、早稲田へ移動。
早稲田というと、夏目漱石ゆかりの地である。

早稲田駅のすぐ近くには、夏目漱石誕生の地の碑が建っている。


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ちょうど昼食時だったので、学生時代にもよくいったうどん屋の「ごんべえ」へ。
カツ丼にうどんがついて650円とは価格破壊。


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午後は漱石山房記念館へ。


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夏目漱石が晩年の9年間を過ごした屋敷跡に建てられた記念館で、
この場所には以前来たことはあるのだが、記念館は昨年オープンしたばかり。

中には漱石の書斎が再現されている。


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常設展の他、地下には企画展として「文豪ストレイドッグス」の展示もあった。


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文豪の名前のついたキャラクターが作品にちなんだ技で戦うという漫画で、
文芸を知るきっかけには良いかもしれないが、
泉鏡花や尾崎紅葉が女性のキャラクターになっているのが誤解を招きそうで怖い。


記念館の裏には漱石公園があるが、以前はこの場所にはこの公園しかなかった。
入口には夏目漱石像。


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道草庵という展示室。


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漱石の飼っていた動物を埋葬した「猫塚」がある。


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今回、鷗外と漱石という、明治時代の2大文豪の足跡を訪ねた。
共に“余裕派”に分類され、鷗外が漱石の「三四郎」に刺激されて「青年」を著したように、お互いを意識するライバルであったといえる。
すでに何冊も彼らの本は読んでいるが、もう一度読み直したくなってきた。
そして、ここ東京にはこのような史跡がたくさんあり、それを再発見するのも楽しいことである。



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