メキシコ万歳~早稲田松竹~

高田馬場にある映画館・早稲田松竹に久しぶりに行った。かつてはあちこちにあった名画座も最近では少なくなってしまった。
それも、ロードショー作品を少し遅れて上映するばかりで、いわゆる“名画”を上映する機会は少ない…。


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今回、早稲田松竹に行ったのは、ソ連の巨匠セルゲイ・エイゼンシュテインの映画を上映するというからだ。
エイゼンシュテインは、モンタージュ理論を提唱した映画作家で、代表作は「戦艦ポチョムキン」。
今年は生誕120周年、没後70周年らしく、彼の全作品を上映するという企画だ。


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もっとも、世界に大きな影響を与えているものの、残された作品はわずか8作品と少ない。
もちろん僕は全作品をビデオなどで観ていて、過去にHP(参照)としても書いているのだが、劇場で観る機会はなかなかない。
本当は何回も通って全作品を観たかったのだが、中でも一番のレア作品だと思われる「メキシコ万歳」を観ることが出来ただけだった。


「メキシコ万歳」は、1930年にメキシコに渡ったエイゼンシュテインらが撮影を開始したものの、資金難のために未完成に終わった作品である。
1979年に、助監督だったグレゴリー・アレクサンドロフが残されたフィルムを元に完成させている。
どこまでエイゼンシュテインの意図に沿ったものといえるのだろうか。
エイゼンシュテインは細かいカットをいくつも重ねるモンタージュを得意としていたが、「メキシコ万歳」ではさすがにそこまでは再現されていないからである。
もちろん、完成作はそれなりに興味深い作品にはなっているのだが…。


早稲田松竹にはこれからも、こうした名作系の映画の上映を積極的に上映して欲しいものである。



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