果てしない夢を~全国高校かるた選手権~

7月19~21日、滋賀県の近江神宮において第41回全国高等学校かるた選手権大会が開催された。
高校選手権は5人1チームの団体戦と、個人戦があるが、中でも各都道府県予選を勝ち抜いてきた高校による団体戦は、高校かるた部の日本一を決める大会で、まさに“かるた甲子園”である。


P7220553.JPG


映画「ちはやふる」などの影響で、競技かるた人口はうなぎ登りに増えているが、それに伴い大会のキャパシティの問題が各地で起きている。
高校選手権も、今年は団体戦には過去最多の61チームが参加。
個人戦にも2500人がエントリーしたという。
第1回大会はわずか8校の参加だったから隔世の感があるが、僕が初めて高校選手権を観に行った2006年頃と比べても10倍以上の参加がある。
当然、近江神宮だけでは収まり切らないため、近所の公民館や果ては保育園まで借りている。
また、個人戦の参加費を500円値上げした上に協賛金を募っているが、それでも運営費が6割ほど足りないそうだ。

高校選手権は、全国の高校生かるた選手にとって、野球の甲子園と同じで憧れの地である。
絶対に夢は潰して欲しくない…。


高校選手権では、2008年から東京代表の暁星学園が9年連続(通算11回)優勝を続けていた。
ところが、一昨年2017年その暁星が東京都予選で海城高校に破れてしまったのである。
暁星が近江神宮に行けないのは、1989年以来28年ぶりの珍事だそうである。
代わりに東京代表となったのは都立駒場と都立白鴎。
共に予選トーナメントを勝ち上がり、決勝トーナメントに進出。
白鴎は決勝で福島県代表の安積黎明に破れたが、堂々の準優勝であった。


2018年の東京代表は暁星と海城。
しかし暁星は予選トーナメント決勝で静岡県代表の古豪・富士高校に敗退。
海城は決勝トーナメントに進出するも準決勝で破れ、3位決定戦でも破れ4位に終わった。
優勝したのは埼玉県代表の浦和明の星であった。


今年2019年の東京代表は暁星と都立駒場。
暁星は予選トーナメント準決勝で昨年破れた富士高と再戦し4―1で破ると、続く決勝でも鹿児島県代表の鶴丸高校を5―0で倒し決勝トーナメント出場を決める。

一方の駒場は、2回戦で埼玉県代表・星野高校に2―3で敗退。
その星野も、群馬代表・東京農大二高に2―3で破れている。

昨年優勝の浦和明の星は、予選トーナメント決勝で東大寺学園に敗退した。


強豪校同士が予選からぶつかり、破れているように、高校選手権のレベルがこのところすごく上がっているということがわかる。

決勝トーナメントでは、暁星は初戦で東農大二高を4―1で破り、準決勝は福岡代表・筑紫丘を5―0、決勝も福岡代表・筑紫女学園を4―1と相手を寄せ付けずに圧倒。
2年ぶり12回目の優勝を遂げた。


近江神宮を夢見るのはなにも高校生だけではない。
教職にある競技かるた経験者なら、誰もが一度は生徒たちを率いて近江神宮に行きたいと願うだろう。
もちろん僕もそのうちの一人である。
今はかるた部を指導していないが、その夢はいずれ実現したい。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック