民族の祭典~東京オリンピック中止?~

新型コロナウィルスの感染が拡大すると心配されるのは、7月に開幕される予定の東京オリンピックがどうなるかである。

新型コロナウィルスは今後3~4月に向けてピークを迎えるのではという話である。
さすがにオリンピックの開幕する7月には終息しているのだろうが、果たしてどのタイミングで開催の可否を下すのか。
某IOC委員によると、タイムリミットは5月であるというが、5月ではまだコロナは終息していない可能性がある。


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そこで考えられるのはオリンピックの開催地の変更である。
1940年東京オリンピックが日中戦争によって返上された際、ヘルシンキでの代替開催となったという前例がある(結局戦争で中止)。
もっとも、1940年オリンピックの場合返上したのは開催の1年以上前であったが、今回はすでに半年を切っている。
準備を考えると代替開催は現実的ではない。
5月に実施されるロンドン市長選挙の主要候補者2名が、東京オリンピック中止の際はロンドンで開催する意向を主張しているが、イギリスのオリンピック委員会はそれを否定している。


次に、開催時期の延期である。
考えてみれば、かつて10月10日が体育の日(今年から「スポーツの日」に改称)だったのは、この日が1964年東京オリンピックの開会式があったからである。
何も酷暑の7~8月にオリンピックを開催することはないだろう。
中止や代替開催よりも現実的な解決策であるように思う。
しかし、この案は放映権の問題で難しいというのだ。
オリンピックに関してはアメリカのテレビ局が巨額の放映権料を支払っており、
9月にNFL、10月にNBAが開幕することから、オリンピックの開幕が遅くなるとシーズンが被ってしまうのである。
そういえば2018年の平昌オリンピックでも、一部の競技が深夜に開催されていたが、これもテレビの放送時間に合わせてのことであった。
なんとも本末転倒のような気もするが、今やオリンピックは巨大な産業となっているだけに仕方がないのかもしれない。


残された手段は、もう2020年開催はあきらめて2021年開催とする方法である。
ただそうなると、オリンピックの準備のために一部が使えなくなっている東京ビッグサイトなどの施設が、来年まで使えなくなってしまうことになる。


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僕は、こうなったら東京オリンピックは中止すべきだと考えている。
いや、オリンピック自体を無くしてもいいのではないだろうか。
技術の発達もあって、4年に一度わざわざすべてのスポーツを一ヶ所に集めて開催しなくても、
今では簡単に各種のスポーツの大会を観戦することが可能となっている。
しかもサッカーであればワールドカップ、野球もWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)といった、オリンピック以上に権威のある大会が別に存在している。
今回の東京オリンピックの予算が膨れ上がった件を考えると、今や一部の先進国以外がオリンピックを開催することも困難だ。
次のオリンピックの開催都市に立候補したのが、パリとロサンゼルスだけで、
結局2024年パリ、2028年ロサンゼルスと決まったように、立候補自体も少なくなっている。


今回の東京オリンピックに関しても、2013年に東京招致が成功するまでは賛否があれこれ議論されていたように思う。
ところが、開催が決定した後は反対しにくい雰囲気になっているというのも個人的には気に入らない。
批判を覚悟で、敢えて言いたい。
オリンピックはもはや不要な時代になったのだ。


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