悲しみの訪問者~通常授業再開~

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都立高校の通常授業が6月29日から再開する予定である。
僕の勤務校の場合、これまでは登校が男女別で、授業も40分の短縮であった。
それが来週からは全校生徒が登校しての50分授業が始まるのである。
まだ部活動は制限付きで、年内の学校行事は中止・延期となっているものの、学校も少しずつ元通りとなっていく。


生徒たちは4月から2ヶ月間の自宅学習期間を経て、そのあと約1ヶ月の短縮授業。
3ヶ月もの長い期間、日常とは違った形の学校生活を送ったのである。
果たしてすんなりと元の学校生活に戻れだろうか。

いや僕ら教師にも同様の不安がある。
この1ヶ月は、1クラスの生徒が半分の約20人。
すっかり少人数授業に慣れてしまった。
それが来週からは生徒の数が倍に増える。


また、遅れた授業を取り戻すため、今年は夏休みが8月8日から23日までの2週間しかない。
7月中の祝日も通常授業となる。
部活動や補習があることを考えると、今年の夏休みはあってないようなものだ。
それ以前に、夏の暑さの真っ盛りに授業を行なうというのが、正直想像もつかない。
まだまだしばらくは戸惑う日々が続くであろう。


それにしても、本当に来週から通常授業に戻れるのだろうか。
ここ3日間の都内の新型コロナウィルスの感染者は55人、48人、54人と高い水準を保ったままである。
東京アラートの基準を再びクリアしている。
正直再開はまだ早かったのではないだろうか。

生徒たちを見ていると、どうしても三密への意識が希薄である。
せっかく生徒の数を減らして、座席の間の距離を取っているのに、
休み時間になると席をくっつけて盛り上がっている…。
これまで東京都の学校からクラスターは発生していないのだが、これではいつ起きても不思議ではない。
今はそれが心配である。