恋するフォーチュンクッキー~大学入学共通テスト~

緊急事態宣言発令で僕が一番気になっているのは、現・高校3年生の入試がどうなるかである。
特に、今年からセンター試験に代わる大学入試共通テストが導入され、その初めての試験日が1月17日・18日と迫っている。

共通テストと従来のセンター試験はどう違うのか。
何度か試行調査(プレテスト)が実施されたが、それによると会話形式の問題や、実用的な文章や図表を読み解く問題、 
さらには選択問題であっても複数の選択肢を選ぶ問題などがあった。
また、国語と数学では記述問題の導入、
英語において英検やTOEIC、TOEFLといった民間試験の活用が予定されていた。

ところがこれらの点において数多くの問題点が指摘されたのである。
例えば、記述問題の採点はベネッセグループが担当することになったが、実際の採点は大学生のアルバイトを起用するとのことであった。
このような大事な試験をアルバイトに任せることが果たして良いのか。
そもそも、記述試験は採点基準を統一することが難しいが、
5~60万人もの受験者でそれが可能なのだろうか。
また、記述試験は多様な答えが考えられるため、自己採点がしにくい。
模範解答と自身の解答が異なっていた時、受験者がそれを正解かどうか判断するのはほぼ不可能だろう。。
そんなこともあって、これら記述問題を捨てて、他の問題に力を入れる受験生もいると聞いた。

英語の民間試験活用についても、
異なる種類の試験の成績を比較して、どうやってそれに順位をつけるのだろうか。
そもそも試験の実施時期が異なっているにも関わらず、公平性が保てるのだろうか。 
また、受験料も決して安くない。
多くの大学が民間試験の結果を取り入れないと決めていた。


実施1年前が近づいても、こうした問題点はクリアにされず、いったいどうなるのかやきもきしているうちに、
2019年11月民間試験活用の延期、12月には記述問題導入の見送りが発表された。

どう考えても拙攻だとしか思えないが、なぜここまで慌てて導入する必要があったのだろうか。
2022年度から新しい学習指導要領が導入されるが、その生徒たちが受験を迎える2025年度からの導入ではなぜいけなかったのだろうか。
間違いなく利権が絡んでいる。

それに加えて新型コロナウィルスの流行。
4~5月の緊急事態宣言によって学校現場は大いに混乱した。
そんな中、ろくな情報もないまま新しい試験をやらなくてはならない受験生たちの負担ははかり知れず大きい。 
いっそのこと、センター試験継続すれば良かったのかもしれない。

本当に共通テストは実施されるのだろうか。

(続く)