慰めの報酬~大学入学共通テスト~

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大学入学共通テストの本番は1月16日(土)・17日(日)である(第1日程)。
新型コロナによる学習の遅れを考慮して、6月に1月30日(土)・31日(日)が第2日程として追加された。
もっとも、国公立大学の出願受付の締切が2月5日であることを考えると、第2日程を選択するのは現実的でない。
そのためもあってか、ほとんどの受験生は第1日程を選択した。
第2日程はまったくといってもいいぐらい人が集まらなかったのである。

第1日程の志願者数 535,245人に対して、第2日程の志願者数は718人。
この数値を最初に見た時、思わず違う場所を見ているのかと、二度見してしまった。
1つの会場ではなく全国でこの人数である。
第2日程の会場は全国50の大学だが、受験生が1人しかいない会場が幾つもあった。
第2日程は、第1日程の追試の役割も兼ねている。
さらに、2月13日(土)・14日(日)にも特例追試が行なわれる。

ただ、新型コロナ対策だからといって闇雲に日程を増やすのもどうかと思う。
常識的に考えれば、追試の方が難易度があがる。
これまでのセンター試験の場合もそうだった。
特に今年は共通テストの1回目である。
第1日程の受験生はまっさらの状態で試験を受けるのに対し、第2日程の受験生は十分な対策が可能になる。
複数回実施されると平均点も変わってくるので、どれだけ公平性を保てるかどうかも大切になってくる。


大学側の対応としては、コロナ感染が理由で欠席した学生に対しては後日追試を行なう場合や、
国公立であれば二次試験を行なわず、共通テストの結果のみで合否を出す場合もある。
ちなみに僕の母校・早稲田大学は、追試の代わりに共通テストの結果で合否を決めるとしている。
しかしこれではそもそも共通テストを申し込んでいない受験生が受験の機会を失ってしまうことになる。

さらに、春の臨時休業による授業の遅れを考慮して、高3の範囲を出願しない大学まであるというのでは、
いったい何の為の受験なのか、大学の存在意義自体が揺らいでしまう。


1月7日、東京都の感染者数は2000人を超えた。
いったいこの先どこまで感染者数が増えてしまうのか。
そして、無事大学受験は実施されるのか。
そして、大学に合格しても、その大学に通えるという保証すらない。
もういっそのこと、2020年度を延長して、5月卒業、6月入学とでもした方が良いのではないか。