海辺の映画館~キネマ旬報ベスト・テン~

第94回キネマ旬報ベスト・テンが発表されている。
2020年は新型コロナウィルスの影響もあって、2月以来映画館へ行くのを控えていた。
多少はネットやDVDで観ているとはいえ、ほとんど映画を観れていない。
僕自身が2020年の映画について語ることはほとんど出来ないということは、重々承知している。


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各種のベスト・テンは次の通りになった。

〈日本映画ベスト・テン〉
1「スパイの妻」
2「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
3「朝が来る」
4「アンダードッグ」
5「本気のしるし 劇場版」
6「37セカンズ」
7「罪の声」
8「喜劇 愛妻物語」
9「空に住む」
10「アルプススタンドのはしの方」

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〈外国映画ベスト・テン〉
1「パラサイト/半地下の家族」
2「はちどり」
3「燃ゆる女の肖像」
4「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
5「異端の鳥」
5「死霊魂」
7「フォードVSフェラーリ」 
8「ペイン・アンド・グローリー」
9「1917命をかけた伝令」
10「TENETテネット」

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〈文化映画ベスト・テン〉
1「なぜ君は総理大臣になれないのか」
2「プリズン・サークル」
3「花のあとさき/ムツばあさんの歩いた道」 
4「三島由紀夫VS東大全共闘50年目の真実」
5「音響ハウスMelody-Go-Round」
5「ムヒカ/世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」
7「タネは誰のもの」
8「アリ地獄天国」
9「れいわ一揆」 
10「香港画」  

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〈読者選出日本映画ベスト・テン〉
1「天外者」
2「ミッドナイトスワン」
3「コンフィデンスマンJPプリンセス編」  
4「スパイの妻」
5「罪の声」
6「朝が来る」
7「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
8「浅田家!」
9「ラストレター」
10「糸」

〈読者選出外国映画ベスト・テン〉
1「パラサイト/半地下の家族」
2「TENETテネット」
3「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
4「ジョジョ・ラビット」
5「リチャード・ジュエル」 
6「1917命をかけた伝令」
7「はちどり」
8「フォードVSフェラーリ」 
9「燃ゆる女の肖像」
10「ミッドサマー」


日本映画のベスト・テンが評論家選出と読者選出で大きく異なっているのが印象的。
トップ3が全く異なっている上に、一致しているのも4作品だけだった。
映画興行収入記録を更新している「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は評論家選出で99位だったが、
読者選出では12位と健闘していた。

外国映画ベスト・テンは、アカデミー作品賞受賞の「パラサイト」が評論家・読者共に1位だった。


一方の個人賞は…

〈日本映画監督賞〉
大林 宣彦「海辺の映画館-キネマの玉手箱」

〈日本映画脚本賞〉
濱口 竜介・野原 位・黒沢 清「スパイの妻」

〈外国映画監督賞〉
ポン・ジュノ「パラサイト/半地下の家族」

〈主演女優賞〉
水川 あさみ「喜劇 愛妻物語」「滑走路」

〈主演男優賞〉
森山 未來「アンダードッグ」

〈助演女優賞〉
蒔田 彩珠「朝が来る」

〈助演男優賞〉
宇野 祥平「罪の声」「本気のしるし 劇場版」「恋するけだもの」「37セカンズ」「星の子」

〈新人女優賞〉
モトーラ 世理奈「風の電話」 「タイトル、拒絶」

〈新人男優賞〉
奥平 大兼「MOTHER マザー」

〈読者選出日本映画監督賞〉
田中 光敏「天外者」

〈読者選出外国映画監督賞〉
ポン・ジュノ「パラサイト 半地下の家族」

〈読者賞〉
川本三郎「映画を見ればわかること」

〈特別賞〉
野上 照代

昨年4月に亡くなった大林宣彦監督が遺作「海辺の映画館」で監督賞受賞。
2017年の「花筐/HANAGATAMI」以来2度目の受賞となった。
僕はもともと大林監督の映画が大好きだったので嬉しいのだが、
残念ながら「海辺の映画館」は見損ねてしまった。


それにしても、いったい新型コロナウィルスの脅威はいつまで続くのだろうか…
コロナ禍が終わったら、これまで観られなかった分、多くの映画を観たいと思っている。