ミッドナイトスワン~日本アカデミー賞授賞式~

第44回日本アカデミー賞の授賞式をテレビで観た。
僕は今年は「Fukushima50」が最優秀作品・監督・主演男優賞を受賞して賞を総なめにすると予想を立てているが、果たしてそうなるだろうか。



まずは、最優秀助演男優賞。
僕の予想は「浅田家!」の妻夫木聡だったが、
受賞したのは「Fukushima50」の渡辺謙。
2006年の「明日の記憶」と2009年の「沈まぬ太陽」で2度最優秀主演男優賞を受賞しているが、
最優秀助演男優賞は初めて。
3回目で最優秀受賞となった。
予想は外したものの、「Fukushima50」の快進撃を予感させる…。


続いて最優秀助演女優賞。
「浅田家!」の黒木華と予想していたが、見事的中。
23年ぶり映画出演の後藤久美子がスイスから会場に来ていたのが嬉しかった。


最優秀主演男優賞の予想は「Fukushima50」の佐藤浩市だったが、
受賞したのは「ミッドナイトスワン」の草彅剛。
ジャニーズ事務所からの圧力があるのではないかと言われていたが、見事にそれを跳ね返した。


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最優秀アニメーション作品賞は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」と予想。
社会的ブームの大ヒット作だが、日本アカデミー賞は業界の仲間内の賞なのだから、ここまで売り上げに貢献した映画を無視するわけにはいくまい。
果たして受賞したのも「鬼滅の刃」であった。


最優秀監督賞は「Fukushima50」の若松節朗と予想していたが、見事的中。
これで「Fukushima50」の最優秀作品賞受賞はほぼ決まったか。


最優秀主演女優賞は2作品でダブルノミネートの長澤まさみが「コンフィデンスマンJP」の方で受賞と予想していた。
しかしながら受賞したのはもう一つの「MOTHER/マザー」の方だった。

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残る最優秀作品賞。
ここまで最多6部門受賞の「Fukushima50」でほぼ決まりだろうと思っていた。
ところが、受賞したのは「ミッドナイトスワン」。
候補中唯一の独立系の作品だったので、正直意外だった。
これで昨年の「新聞記者」に続き、2年連続で独立系の作品が最優秀作品賞を受賞したことになる。
ジャニーズ事務所の影響力もずいぶん衰えたのか…。


全受賞作は以下の通りとなる。
「鬼滅の刃」は他に最優秀音楽賞と話題賞・作品部門も受賞し、計3部門で「Fukushima50」に次ぐ記録だった。
「男はつらいよ/お帰り寅さん」も最優秀編集賞を受賞。
最優秀外国映画賞は「パラサイト/半地下の家族」という予想が的中した。


〈最優秀作品賞〉
「ミッドナイトスワン」
〈最優秀アニメーション作品賞〉
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
〈最優秀監督賞〉
若松節朗「Fukushima50」
〈最優秀脚本賞〉
野木亜紀子「罪の声」
〈最優秀主演男優賞〉
草彅剛「ミッドナイトスワン」
〈最優秀主演女優賞〉
長澤まさみ「MOTHER/マザー」
〈最優秀助演男優賞〉
渡辺謙「Fukushima50」
〈最優秀助演女優賞〉
黒木華「浅田家!」
〈最優秀撮影賞〉
「Fukushima50」
〈最優秀照明賞〉
「Fukushima50」
〈最優秀音楽賞〉
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
〈最優秀美術賞〉
「Fukushima50」
〈最優秀録音賞〉
「Fukushima50」
〈最優秀編集賞〉
「男はつらいよ/お帰り 寅さん」
〈最優秀外国作品賞〉
「パラサイト/半地下の家族」
〈話題賞・俳優部門〉
小栗旬 「罪の声」
〈話題賞・作品部門〉
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
〈新人俳優賞〉
服部樹咲「ミッドナイトスワン」
蒔田彩珠「朝が来る」
森七菜「ラストレター」
岡田健史「望み」「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」「弥生、三月-君を愛した30年-」
奥平大兼「MOTHER/マザー」
永瀬廉「弱虫ペダル」
〈協会特別賞〉
池端松夫
安彦良和
納富貴久男
〈会長功労賞〉
石原まき子
小山明子
鈴木達夫
前田米造
吉行和子
〈会長特別賞〉
宍戸錠
大林宣彦
渡哲也
〈協会栄誉賞〉
岡田裕介


今回は予想した8部門中4部門が的中だった。

×最優秀作品賞:「Fukushima50」
〇最優秀アニメーション作品賞:「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
〇最優秀監督賞:若松節朗「Fukushima50」
×最優秀主演男優賞:佐藤浩市「Fukushima50」
×最優秀主演女優賞:長澤まさみ「コンフィデンスマンJP/プリンセス編」
×最優秀助演男優賞:妻夫記聡「浅田家!」
〇最優秀助演女優賞:黒木華「浅田家!」
〇最優秀外国作品賞:「パラサイト/半地下の家族」