ハイスクールララバイ~学校再開~

緊急事態宣言の解除を受けてようやく都立高校も授業再開となる。
3月に臨時休業となってから約3か月ぶりの授業だ。

授業再開は6月1日だが、学校によっては5月中に登校日が設けられている。
僕の勤務校でも、学年ごとに日を分け、男子と女子が午前午後に分かれる形で分散登校した。
生徒の心身の健康状態の把握や課題の確認が主な目的である。
一度にクラスの半分しか揃わず、それも滞在時間は1時間程度なのだが、それでも学校再開というのは嬉しい限りである。
それにしても、僕は教師としては共学しか経験したことがなかったので、
男子だけ、女子だけのクラスというのはなかなか新鮮な経験であった。


もちろん、新型コロナウィルスの対策は徹底して行なっている。
生徒には登校前に家で検温をしてもらい、発熱があった場合は登校を控えてもらう。
教室に入る前には手洗いをして、必ずマスクを着用する。
ちなみに生徒には国から布マスク(アベノマスク)が1人2枚配布されていた。

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トイレの前の床にはソーシャルディスタンスを示す仕切りがあり、
生徒が帰った後も、教室は徹底的に消毒しなくてはならない。

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今後も生徒の登校人数を制限するなどしながら段階的に学校を通常の状態に戻すことになっている。
学校再開後しばらく(約2週間)は週1~3回、30分授業が1日3コマ。
さらにその後しばらく(約2週間)は週3~4日、40分授業を1日6コマとなる。
もっとも体育の体を接触する種目や音楽の器楽・合唱といった科目は感染リスクもあってやることができない。
部活動が再開されるの2週間後からだ。


スタートが2か月遅れた分を取り戻すために、夏休み・冬休みの短縮が決まった。
夏休みは8月8日から23日までと約1ヶ月短く、
冬休みは12月26日から1月3日までと4日間短い。

1学期中の学校行事の中止・延期はすでに決まっていたが、どうやら年内の学校行事も同様になる見込み。
今年、僕は2年生の担任で冬に修学旅行引率が決まっているのだが、それもどうなるかわからない。


何しろ、このような事態は初めてなので、しばらくは手探りで進めざるを得ない。
新型コロナウィルスの第2波も心配ではあるが、とにかくようやく2020年度がスタートしたのだから、生徒ともどもがんばっていくつもりだ。

それにしても、久しぶりに顔を合わせた生徒たちは抱き合って喜んでいた(主に女子)。
まったくソーシャルディスタンスも何もあったもんじゃない。
ちょっぴり、いやかなり心配である。



アウトブレイク~特別定額給付金~

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アベノマスクの配布に関しては正直僕もあまり賛成出来ないのだが、国民1人につき10万円を支給するという特別定額給付金(アベノマネー)に関しては歓迎である。
当初政府は収入が大きく減少した世帯に対し1世帯当たり30万円を支給するという形での支援を検討していたが、条件が厳しすぎるなどの批判が集まったため、急遽変更されることとなった。


もちろん、国民全員が一律10万円を支給されることについてもいろいろと批判がある。
例えば、そもそもは新型コロナウィルスによる生活支援が目的なのだから、給料が減らない公務員は受け取るべきではないという意見がある。
橋下徹・元大阪府知事などは、「受け取り禁止!とルール化し」違反者は「懲戒処分」にすべきと主張している。




湯崎英彦・広島県知事も県の職員が受け取る分は、基金に積み立ててもらうと発言したが、後に批判を受けて撤回している。




その一方で、松井一郎・大阪市長は、市職員には受け取ってから消費すべきだと、かつての盟友とは異なった主張をする。




松本武洋・神奈川県和光市長も、自らが率先して10万円を受け取ると主張している。




麻生太郎・財務相は「手を上げた方に1人10万円」と、自己申告制を提案していた。




公務員は受け取ってから全額寄付すべきとの声もある。
例えば兵庫県加西市でも、市の全職員から10万円ずつを寄付で集めることを想定した予算を組んだという。
強制ではなく任意だというのだが…。



一応東京都の職員である僕自身は、10万円は当然受け取って消費に回すつもりである。
もちろん、受け取らないのも、寄付に回すのも、それは個人の自由であるから、やるのは大いに結構。
ただそれはあくまで自主的にするようなことであって、他人にどうこういうようなものではない。
一口に公務員といってもいろいろな職種があるし、経済状況も人それぞれである。
僕は、公務員は受け取り拒否すべきというムードが高まることを恐れていたが、どうやらそのような事にはならずに済んでいる。


それにしても、すでに10万円が振り込まれたという声も聞こえてくる一方、僕の家にはまだ申請用紙が届いていない。
何に使おうかと楽しみにしながら毎日待っている。





MASK~アベノマスク~

先日、ようやくアベノマスクが我が家にも届いた。

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4月頭に安倍晋三首相が各世帯に2枚ずつの布マスクを配布すると発表した時、正直あっけにとられてしまった。
もっと他にやりようがあるのではないか。
それになぜ1人2枚でなく、世帯で2枚なのか?夫婦2人暮らしの我が家には問題がないが、家族の多い家にはどうしても足りないではないか…。
7人家族(+タマ)のサザエさん一家のパロディ画像が作られたりもした。

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安倍首相夫婦には子供がいないので、そこまで考えが回らなかったのかもしれない。


4月の時点ではどこもマスクは品不足で、こんなアベノマスクでも需要はあったのかもしれない。
ところが、届かないまま1ヶ月以上経ち、いつのまにかマスクはどこでも見られるようになってきた…。

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また不思議な事に知人・友人たちのところにマスクが届いたという話を聞いているうちに、
早く自分の所にアベノマスクが来ないかと心待ちにするようになってしまっていた。

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その一方で、10万円の特別給付金“アベノマネー”の申請用紙の方は、一向に我が家には届いていない。



This is IT~緊急事態宣言解除~

5月25日、安倍晋三首相が緊急事態宣言の解除を表明した。
これで、4月8日から7週間に渡る自粛生活も終わりを告げる…のだろうか?

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学校再開後の事を決めるため、今日は久しぶりに学校に登校した。
緊急事態宣言が発令してから学校に行くのは3度目である。
それ以外はずっとテレワークでの自宅勤務だった。

正直、テレワークが始まった最初の頃は、果たして家に籠る生活に耐えることができるかどうか不安だった。
実は僕はこれまでの人生で、一日家にいた経験がほとんどない。
記憶にある限り3、4日程度である。
それが、週に2、3度買い物に出かけるぐらいで、ほとんど家にいることが出来たのである。
自分の事ながら驚いている。

テレワーク中は主に教材研究を行なっていたが、通勤時間が無いというのがこれほどまで楽だとは思わなかった。
存分に体を休めることが出来たのではないだろうか。

その一方で、外出をしないのですっかり運動不足になってしまった。
普段1万歩前後歩いているのだが、一日中家にいると500歩程しか歩かない。
おかげで体重が自己最重量を記録した。
小池都知事にはぜひ「太った?」と他人に聞くのを禁じる条例を出してもらいたい(笑)

終業後も家にいることになるから、テレビを観る機会が増えた。
残念なことは、撮影が出来ないため多くのドラマが放送を続けることが出来ず総集編や傑作選となっていることである。
6月中にはNHKの連続テレビ小説と大河ドラマもストックが尽きるという…。

その反面、読書はあまり進まなかった。
自粛期間中時間を持て余すかもしれないと、学校図書館で本をまとめて借りて来ていたのだが、ほとんど読んでいない。
通勤中の電車というのは、貴重な読書の時間であったようだ。

また、それまでさぼりがちだったこのブログ「たこのあゆみ」も、4月8日以降1日も欠かさず更新し続けることが出来ている。


多くの人が自粛疲れをしているというが、それは僕も例外ではない。
正直なところ、早く学校が再開して欲しいと思っている。
すでに3ヶ月近く授業をしていないが、このままでは自分が高校教師であることを忘れてしまいそうだ。
もちろん学校が再開しても、しばらくは生徒は分散登校となる見込みである。
なので、教員の方も自宅勤務も登校勤務を使い分けていくことになるだろう。


緊急事態宣言が解除されたからと言って、新型コロナウィルスの脅威が収まったわけではない。
気を引き締めなければすぐにまた第2波・第3波が襲ってくるだろう。
もう少し我慢の生活が必要である。


星の鼓動は愛~緊急事態宣言解除決定~

5月25日、東京都の緊急事態宣言が解除されることが確定した。
都立高校も、月内に登校日を設けた上で、予定通り6月1日から再開することになる。

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ただ、24日の都内の感染者数は14人となり、1桁だった昨日一昨日から一気に増えている。
これは心配していた第2波の兆しともとれる…。
解除は25日当日の状況も考慮するということであるのだが、月曜日は休み明けだからかもともと少なく出る傾向にある。
間違いなく解除となるだろう。
どうしても解除したいという、政府側の意図が見えるようだ。


ゴールデンウィーク後にはかなり緩みが見られた。
第2波が来るならゴールデンウィーク後の11日から2週間経った25日以降であろう。
せめて今月いっぱい待ってから解除かどうかの判断をすべきではないか。
最悪の場合もう一度緊急事態宣言もあると覚悟しておいた方が良いだろう。

個人的には25日での緊急事態宣言解除は尚早だと思うのだが、
学校再開と決まったのならそれに向けて準備をしていかなくてはならない。
少しずつ日常が帰って来る…。



リブート~緊急事態宣言解除?~

長かった新型コロナウィルスも確実に収束に向かっているようだ。

5月14日、安倍晋三首相は39県で緊急事態宣言を解除。
直近1週間で10万人あたりの累積感染者が0.5以下を解除の目安とすると発表した。
21日には関西の2府1県(大阪・京都・兵庫)でも緊急事態宣言を解除した。
現在、北海道、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の5道府県のみが緊急事態宣言下にある。

安倍首相は5月25日にも残る道府県での緊急事態宣言を解除の判断を下すとの事である。

小池百合子・東京都知事は都の解除基準として、1週間の新規感染者数の人数が平均20人を下回るという指標を示していた。

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ここ数日の新規感染者は次の通り。

14日(木) 30人
15日(金)  9人
16日(土) 14人
17日(日)  5人
18日(月) 10人
19日(火)  5人
20日(水)  5人
21日(木) 11人
22日(金)  3人
23日(土)  2人

平均20人どころか10人をも下回っている。
僕は、ゴールデンウィーク後の気の緩みから、20日前後に爆発的に感染者数が増加すると予想していたのだが、
どうやら心配は杞憂に終わった。
もちろんまだ第2波が襲うおそれは残っているが、このまま収束してくれれば嬉しい限りである。

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25日に東京都の緊急事態宣言が解除されると、次は学校の再開がいつになるのか。
予定では6月1日となっているが、その前に登校日を設けるとの話もある。
また、学校が再開されても当分は、時差登校や分散登校で対応することになるだろう。
40人クラスでの再開や、部活動・学校行事の再開はまだまだ時間がかかりそうである。


僕の勤務校では、2・3年生の始業式をやったきりで、新1年生は入学式はおろか学校への登校すら出来ていない。
新入生たちは新たに始まる高校生活に胸を膨らませていたはずである。
それが、いきなりの2ヶ月もの自宅学習。
勉強・部活動はおろか、まだ担任やクラスメイトとも出会えていない。
早く彼ら彼女らにも通常の高校生活を味わわせてあげたい。



エール~「紺碧の空」誕生~

NHKの連続テレビ小説「エール」。
今週の放送内容は僕ら早稲田大学関係者にはたまらない内容であった。
今週はサブタイトルが「紺碧の空」。
早稲田大学応援歌の作曲を依頼された主人公・古山裕一(演:窪田正孝)が、苦心の末についに「紺碧の空」の曲を完成させる。
早慶戦当日、神宮球場に「紺碧の空」が鳴り響き、早稲田大学野球部は遂に慶応義塾大学野球部に勝利を収めるのであった…。

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不勉強なのでどこまでが史実なのかはわからないのだが、それでも正直感動させられた。

劇中、早稲田大学応援部の田中隆主将(演:三浦貴大)は、裕一に「早稲田の命運はあなたの双肩にかかっている」と語っていたが、
この曲はその後90年に渡って数々のドラマを彩ってきた。
「紺碧の空」があったからこそ、生まれたドラマもあるだろう。
田中主将の言葉はまさしく事実であった。
これからもこの歌がある限り、早稲田にはドラマが生まれていくに違いない…。


新型コロナウィルスがなければ、今年の早慶戦は5月30日・31日にあるはずだった。
本来であれば「エール」の感動を余韻に早慶戦を迎えるところであった。
新型コロナウィルスの影響で東京六大学野球のリーグ戦は5月下旬に1試合総当たりで開催することになったが、
5月に入ってからを再び延期された。
今年は全日本大学野球選手権大会が中止となり、その大会が行なわれる予定だった8月12日かは20日に行なわれることになっている。
甲子園すら中止となる中、果たして春のリーグ戦をこんなに遅くに開催する必要があるのだろうか?
9月19日には秋のリーグ戦が始まってしまう…。

必ずもう一度、神宮球場で「紺碧の空」を歌える日がやって来る。
その時を信じて、待つこととしたい。

♪早稲田早稲田 覇者覇者早稲田…




星を継ぐ者~総文祭オンライン開催~

高校総合体育祭(インターハイ)、高校野球選手権が相次いで中止となっている。
それでは、文化系部活動の頂点である高校総合文化祭(総文祭)はどうなったのであろうか?

2020年の総文祭は、7月31日から8月6日まで高知県で開催される予定である。
ところがスポーツの祭典と同様、新型コロナウィルスの影響で生徒を会場に集めての開催が難しい。
そこで、インターネットを用いてオンライン上で開催するということになった。


総文祭には、演劇、合唱、吹奏楽、器楽・管弦楽、日本音楽、吟詠剣詩舞、郷土芸能、マーチングバンド・バトントワリング、美術・工芸、書道、写真、放送、囲碁、将棋、弁論、小倉百人一首かるた、新聞、文芸、自然科学の19の規定部門と、
まんが、ボランティア、特別支援学校、軽音楽の4つの協賛部門がある。

このうち、美術・工芸や書道、新聞など事前に作品を送ることが可能な分野は、ネットでの作品掲載に加え、高知県内での展示を検討するという。
また、演劇や合唱、吹奏楽といったパフォーマンス系の分野は学校で動画撮影したものをネット上で公開するという。


問題なのは囲碁や将棋といった対戦種目。
中止の可能性もあるようだが、ネット上のソフトを使っての対戦や、カメラで撮影しながらの対戦もやろうと思えばできそうだ。

しかしさすがに小倉百人一首かるたは難しいだろう。
「競技かるたON LINE」といったソフトは存在するが、どうしても本物と同じようにはいかない。
「読手コンクール」部門だけ実施という事になるのだろうか。
(写真はあくまでイメージです。)

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もっとも開催が決まってもまだ問題はたくさんある。
代表選考をどうするのか。
東京都の小倉百人一首かるた部門であれば、通常はゴールデンウィークの時期に代表選考会を実施しているが、今年はそれも出来ていない。
他の部門も似たり寄ったりであるはずだ。

また、動画で参加ということになっても、詩吟や弁論といった個人種目なら問題ないが、
団体種目については、学校内で三密を避ける工夫が必要となってくる。


高校教師としては体育系部活動の顧問を務める事が多いが、高校時代は演劇部だったように僕はバリバリの文化系である。
普段どうしても体育系の部活動に隠れがちな文化系であるが、生徒達は体育系に負けない青春劇がある。
少しでも盛り上げていきたいと思う。



Miss Lonely Yesterday~甲子園中止決定~

8月10日に阪神甲子園球場で開幕予定であった第102回全国高等学校野球選手権の中止が決定した。夏の甲子園が中止となるのは米騒動のあった1918年と、太平洋戦争中の1941~45年以来ということになる。

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予定通り全国選手権を開催するには、少なくとも8月頭には代表校が出揃っていなければならない。
昨年でいえば愛知県大会は188校、神奈川県大会は181校の参加があり、予選だけでも1ヶ月近くかかっている。
役員を揃えるなど、今からでは準備期間が十分に確保できないこともあり、代表校を選出するのが難しいのだそうだ。
また現時点では7都道府県に緊急事態宣言が解除されていない。
もし仮に今月中に解除されたとしても、ほとんどの学校は3ヶ月にも及ぶ臨時休業の影響で部活動が行なえていない。
解除された時点で大会まで1ヶ月しか無く、ぶっつけ本番で臨む羽目にもなる。

甲子園で選手権が開催されると各校の関係者が全国から集まってくるため、移動や宿泊で感染リスクが高まることも懸念される。

高校野球ファンの1人としてはもちろん中止は残念ではあるのだが、こうした状況を考えると仕方がないだろう。


こうなると、地方大会がどうなるのか。
どうやら各都道府県の高野連に判断は任されるとのことである。
代表校を選ぶ必要が無いのだから、8月まで時間がある。
じっくりと期間を取って大会を実施すれば良いのではないだろうか。
今のところ都大会は開催の方向である。
現高3のためにも、何とかして大会を開催する方向で動いてもらいたいと願う。






デーゲーム~高校野球中止?~

夏の高校野球も新型コロナウィスルの影響を受けている。
春の選抜大会が中止となったが、夏の選手権も中止が濃厚だ。
(20日に正式決定の予定。)
すでにインターハイの中止が決まっていて、高校野球といえども例外というわけにはいかなかった。


一方、夏の都大会は行われる予定である。
もっとも7月4日に予定されていた開会式は中止となり、開幕が11日に順延となる。
しかも、無観客試合で行われる方針との事だ。
ちなみに、今年の都大会は神宮球場が東京オリンピックで使用される関係で、準決勝・決勝は東京ドームで開催される予定であったが、オリンピック延期を受けてそれはなくなった。

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早稲田実業野球部は秋出場辞退、春中止で新チームは一度も公式戦に出場していない。
甲子園出場は無くなったが、ぜひとも優勝目指して頑張って欲しい。


どうやら高校野球の試合を観に行けるのは秋季大会までお預けのようだ。
秋に精一杯野球が応援出来るよう、今はもう少し自粛生活を我慢したいと思う。