悲惨な戦い~早慶戦~
東京六大学野球の優勝争いは、慶応と明治に絞られた。
先週の法政―立教戦で立教が破れ、優勝争いから脱落。
明治は東大に連勝し、首位に立った。
その結果、予想通り優勝争いは早慶戦にもつれた。
慶応は早稲田に連勝すれば優勝。
1敗した時点で明治の優勝である。
早稲田は現時点で東大を上回り5位にいるが、
もし慶応に連敗すると東大と並んで最下位タイとなってしまう。
これは何としても慶応に一矢報いて、最下位脱出しなくてはなるまい。
そんなわけで、早慶戦を観に出かけた。
折しも台風22号が接近中で天気が危ぶまれたが、
小雨でなんとか試合は行なわれそうである。
13時試合開始。
早稲田は今季不振のエース小島(3年・浦和学院)が先発。
今季の慶応では、ドラフト会議で楽天に2位指名された4番岩見(4年・比叡山)が要注意である。
シーズン最多ホームラン7本。
5試合連続ホームラン(継続中)など輝かしい記録を持ち、
高橋由伸の持つ通算ホームラン記録まであと2本と迫っている。
ホームランはしかたないとして、できたら彼の前にランナーを出したくない。
ところが、1死1、2塁という最悪の場面で岩見を迎えてしまう。
さすがの小島も緊張したか、デッドボールで満塁。
清水翔太(4年・桐蔭学園)に2点タイムリーを打たれてしまう。
慶応の先発は都立城東出身、都立の星・関根(1年)。
早稲田は八木(4年・早実)の四球を皮切りに、
1死満塁と関根を攻め立て、
宇都口(4年・滝川)の二ゴロの間に1点を返すが、
この回はその1点だけ。
早1―2慶となって、試合は膠着状態に…。
せめて岩見のホームランを見たいと思ったが、
ファーストフライ、三振とまったく打てそうにない。
4回辺りから雨も強くなってきた。
おまけに寒い。
6回終了時点で球場を後にした。
試合はその後、
早稲田・大竹(4年・済々黌)、慶応・佐藤(1年・大館鳳鳴)が力投。
結局そのまま1―2で早稲田は破れ、
慶応の優勝にリーチがかかってしまった。
明日は目の前で慶応の優勝を見たくないので、神宮には行かないつもりだが、
こころの中では早稲田の勝利を祈ろうと思う。
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