あれから~2019年音楽~

毎年年末になると、その1年を振り返る内容のテレビ番組が増えてくる。
その1年間の音楽シーンを振り返る機会も多い。


12月30日に「第61回日本レコード大賞」が発表された。
大賞にノミネートされたのは次の10曲。

Little Glee Monster「ECHO」
三浦大知「片隅」
欅坂46「黒い羊」
AKB48「サステナブル」
純烈「純烈のハッピーバースデー」
乃木坂46「Sing Out!」
氷川きよし「大丈夫」
日向坂46「ドレミソラシド」
DA PUMP「P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~」
Foorin 「パプリカ」


誰もが経験することなのかもしれないが、僕も年々音楽に疎くなってきている。
10曲の中には知っている曲は何曲もあるのだが、自分でも口ずさめる馴染みのある曲がほとんどない。
去年は唯一自分が分かる曲でもあったDA PUMPの「U.S.A.」が受賞するかなと予想していたが受賞を逃している。
一説にカバー曲であるため、大賞受賞資格が無かったとの話もある。
授賞式での演奏中にリーダーのISSAが西城秀樹の「Y.M.C.A.」のポーズをして見せたのは、「Y.M.C.A.」が同様の理由でレコード大賞を取れなかったことを踏まえた上での抗議の意味だったのではないか。

大賞は乃木坂46が一昨年「インフルエンサー」昨年「シンクロニシティ」で連覇をしており、浜崎あゆみ、EXILEに続く史上3組目の3連覇なるかが注目であった。
個人的には流行語大賞にもノミネートされたFoorinの「パプリカ」が取るのが良いかと思っていた。

果たして受賞したのは「パプリカ」。
これは誰もが納得する結果ではないだろうか。
平均年齢11.2歳。最年少のちせは9歳。最年長のひゅうがも13歳。
史上最年少でのレコード大賞受賞である。
従来の記録は「フライングゲット」(2011年)時のAKB48松井珠理奈と、「真夏のSounds good !」(2012年)時のAKB48岩田華怜の14歳であったというから、全員がそれを下回っている。
大賞の発表の瞬間は21時を過ぎていたため、労働基準法によってメンバー全員が歌い終わった後に帰宅していたというのも微笑ましい。


翌12月31日の「第70回紅白歌合戦」。
かつては視聴率80%を超えていた国民的番組も、今や40%を下回るようになってしまったが、それでも大晦日の風物詩として毎年つい見てしまう。
ヒット曲を出した歌手が出場を辞退したり、ベテラン歌手がこのところ紅白からの引退や落選で少なくなったりしているのだが、それでも様々なジャンルが一堂に会しての年に一度のお祭りとして楽しむことができる。

オープニングがレコ大受賞のFoorinの「パプリカ」。
続いて郷ひろみが「2億4千万の瞳」を熱唱したが、そこにアスリートのそっくりさんが共演していた。

今回の紅白は2019年のラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピックにちなんで、“スポーツ”と結び付いたものとなっていた。
審査員にはプロボクサー井上尚弥、プロゴルファー渋野日向子、競泳の瀬戸大也、陸上パラリンピック代表・中西麻耶がいたが、
それ以外にもラグビー日本代表の面々や競泳の北島康介らがゲスト出演していた。

2004年アテネオリンピックのゆず「栄光の架け橋」、2012年ロンドンオリンピックのいきものがかり「風が吹いている」といったオリンピック番組のテーマソングも歌われた。
個人的には大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」とリンクした演出があって欲しかったのだが、視聴率が史上最低記録だったせいか残念ながらそれは無かった。

今回の紅白は紅組が勝つのかな、と思っていた。
というのも、初出場の竹内まりやが「いのちの歌」を歌い上げ、松任谷由実がラグビーにちなんだ名曲「ノーサイド」を披露。
賛否両論あったが、美空ひばりがAIとして蘇り、新曲「あれから」を歌ったからである。

一方白組の方の目玉は、X JAPANのYOSHIKIとKISSのコラボ“YOSHKISS”や、歌手としては初出場のビートたけし「浅草キッド」だったので、少々弱い印象だった。

ところが勝ったのは白組。
審査員の投票は僕と同じく紅組勝利だったが、会場内の客とテレビ視聴者の投票は白組勝利だった。
これまでの紅白では、引退表明した歌手や解散するグループがいると、そのチームが優勝するという傾向があった。
1984年の都はるみ、85年の森昌子、92年のチェッカーズなど。
今年、嵐が2020年での活動休止を発表したが、その事も影響したのかもしれない。
嵐の場合、まだ来年の紅白出場の可能性があるが、ラストステージとなる来年も白組が勝つ可能性が濃厚である。

HibariMisora.jpg

最後にAI美空ひばりについて。
正直、微妙かなと思った。
没後30年を経て新曲を聞くことが出来るというのは、確かに凄いことである。
嬉しく感じたファンも多いことだろう。
僕自身としては、個人的には倫理上このような事はしていけないのではないかと考えている。
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観た時にも感じたのだが、すでに故人となっている人物を本人の意思とは無関係に出演させて良いものだろうか。
ましてや、美空ひばりの場合、永年NHKとの間に確執があって紅白歌合戦にも出場していなかったのである。
本人は天国でこれを見てどう思っているかを聞いてみたい。



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