歯車~大学入学共通テスト国語問題~

1月16日、17日、初めての大学入学共通テストが実施された。
今年は昨年までのセンター試験とどう変わったのかという点でも注目していた。

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僕は一応高校教師なので、これまでもセンター試験の国語の問題は毎年自分でも解くようにしている。
センター試験の国語の問題は年ごとで難易度が違う。
昨年のセンター試験は、比較的簡単だという印象であったが、だいたい2年ごとに簡単と難しいを繰り返している。
2018年と19年が簡単だったので、今年は難しくなるはずである。
実際、各予備校の分析でも今年の問題はやや難化~やや難化というもの。
(代ゼミのみ「例年並み」)

問題を見た限り、国語は現代文2問(評論・小説)、古文、漢文という構成で、従来のセンター試験と何ら変わりはないようだ。
評論が香川雅信「江戸の妖怪革命」で、設問で芥川龍之介「歯車」について触れられていた。
近年「鬼滅の刃」で鬼が取り上げられたり、アマビエがブームになったように、妖怪はかなり身近な話題だといえるのではないだろうか。
小説は加能作次郎「羽織と時計」 。
古文は「栄花物語」。
ここまでメジャーな作品が選ばれるのは2016年の「今昔物語集」以来では無いだろうか。
漢文は欧陽脩「欧陽文忠公集」と「韓非子」。
現代文と古文の最後の問題で、関連する文章を読んでの出題があり、それが共通テストの特色となっているが、
実際には昨年のセンター試験の問題ですでにこの手の問題は出題されていた。
結局のところ、国語の出題傾向に関しては共通テストといっても何ら代わり映えしない内容であった。


これから国語の問題を僕自身でも解いてみて、しっかりと分析してみたいと思う。