三文小説~緊急事態宣言発令?~

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東京都の小池百合子知事が、政府に緊急事態宣言の要請をするという。
4月25日もしくは26日から、大型連休を挟んで5月11日か16日までの約3週間程度となるそうだ。

ゴールデンウィーク中を自粛して、どこにも行かずにステイホームするというのは、当然のことだと思う。
ただ、緊急事態宣言を出したからといって本当に効果があるかどうかは、かなり不透明だ。
相当厳しいものにしなければ意味がない。


昨年4月の1回目の緊急事態宣言の時は、発令された4月6日の感染者数は87人だった。
それが解除された5月25日には、8人にまで減らす事が出来ている。

今年1月の2回目の緊急事態宣言の際は、発令された1月8日の感染者数は2,520人。
解除された3月21日は256人まで減ってはいるが、増加傾向にある中での解除には疑問が残った。
実際解除後も感染者の増加は止まらず、4月7日に500人を超え、
14日に700人、そして今日22日は861人となった。
1000人を超えるのも時間の問題だろう。


1回目の緊急事態宣言の際は、都内の公立学校が全て自宅学習となった。
都内の公立学校の児童・生徒だけで96万人いるのだから、
彼らの動きを止めたことはかなり効果があったかと思う。
子供たちが家にいたことで、リモートワークを行なった保護者もいたはずだ。
僕ら教員もこの期間はほぼ2ヶ月間、リモートワークの自宅勤務を行なった。

2回目の緊急事態宣言の際は、時差登校が実施され部活動が中止になっただけであった。
そのため通勤電車もほんのわずか人が少なくなった程度であった。
これでは、とてもではないが効果が出るとは思えなかった。
3月21日に解除された理由というのも、本当は効果が無かったからなのではないか。


今度こそ徹底的な制限を行なって、しっかりとコロナを封じ込めて欲しいところである。
ところが東京都は公立学校の休業は考えていないようである。
緊急事態宣言期間中の都立学校の対応としては、部活動の全面中止を検討しているらしい。
さらに時差登校やオンライン授業を活用するということも検討しているという。
これでは2回目の緊急事態宣言の時と同じである。

過去2回の緊急事態宣言は、いずれも当初の予定の期間を大幅に超えて約2ヶ月続いた。
今回も3週間で治まるとは思えない。
5月いっぱい、いやそれ以上かかることも十分にあり得る。
そんな中、開催まで百日を切った東京オリンピックはまだ中止の決定がされていない。
政府や都としては緊急事態宣言で感染者を押さえ込み、開催への弾みをつけたいところかもしれないが、
個人的には、とても開催なんて出来ないと思っている。


緊急事態宣言がどうあろうと、1人ひとりが感染を予防する意識を強く持つことは肝心である。